平成15年第2回定例会質問



7月2日質問の主たる内容。


(1)IT関連で市ホームページ「もっと高松」およびE−メールの利用度と改善

★高松市のURL「もっと高松」の一日アクセス回数は9,274件、過去最高は平成14年8月5日35,346件もっともアク セスの多い曜日は月曜日。そして時間帯は午前11時から12時まで。利用回数の多いのには驚いた。また、職員によ るE−メール年間平均発信回数は約60回。挿入する署名に「もっと高松」始め関係するURLを添付し、外部の方にアク セスしやすくする考えに対し、市全体でサンプルをつくり、早速取り組む。金のかからない行財政改革であり、職員自ら が、市の代表として営業すべきと考えている。こうした取り組みが、市の活性化の底力になる。

  
(2)環境美化・落書き防止条例(仮称)制定を

★本市では最近違法広告物が増え、町の美観を損ねている。6月は環境月間ということで違法たて看板、はり紙等の  除却を行った。平成11年には高松市屋外広告条例を施行している。平成11年の違法広告が約2,500件だったが、 平成14年度は11,000件と4倍を超える違反件数になっている。また、壁面等にスプレー等による落書きも、中央市 街地の商店街シャッター、空き地壁面などひどくなる一方。そこで、岡山県で条例を制定したのと同様に仙台市でも   落書き防止条例を本年4月から施行した。市長は美観を守る意味からも、条例の制定のための先進地等の調査検討  を開始するとのこと。提言が実のりそうだ。なお、この美観については高松市南新町商店街始め多くの商店主からの  要望でもあった。 


(3)教育問題(確かな学力向上)ADHD(注意欠陥多動性障害)とLD(学習障害)他
 
★確かな学力の向上を目指して、文部科学省は「個に応じた指導の充実」「個性・能力の伸長」「学力の質の向上」「英 語力・国語力の増進」の4つの柱を掲げた「学力向上アクションプラン」を策定した。この中には14の事業があり、実施 している。その一つが学力向上プランであり、放課後学習チューターの配置等に関わる調査研究。放課後チューターは 教員志望の学生が放課後学校で児童に勉強指導するもので、7月から開始している。どちらにせよ、高松市では積極 的に学力向上アクションプランの体験を柱にして充実を図るという教育長の答弁。

★通常学級に通級している軽度発達障害のADHD・LD児童の問題は昨年文部科学省の全国一斉調査で全児童生徒  数中6l強何らかの形で関わっているという結果報告がされた。この問題は定義、判断基準が確立されておらず、医  学的専門家の診断を仰がなければならない微妙さがある。現在診断された児童には、香川大学教育学部学生ボラン  ティアによるサポートなど行われている。本年度からは特別支援教育推進モデル事業の推進地に決定し、県教委と連 携して調査運営協力会議を設置するとのこと。各校においては、専門家チーム、関係機関や保護者との連携をもち、  特別支援コーディーネーターを指名する予定。教職員にも研修の場を準備し、理解と対応策を学習する。小松島市教  育委員会では、全児童の家庭にADHD/LDの開設パンフを政策配布、福岡教育委員会では手引書を作成、教育関係 者に配布している。いろいろな地域で対応が始まっている。

★桜町中学校では大型車両が大変進入しにくい環境になっており、災害時における避難所としての役割が十分果たせないと考えられる。11月には中学校西側に市道「東浜港花ノ宮線」が開通する予定になっており、それにあわせて西側に新しい門を作ることを提案。市道と中学校の間に農道、民有地があることから今後状況を調査するとのこと。タイミングを逃すと、万が一の災害時の責任を誰が取るのだろうか。「運が悪かった・運が無かった」というのだろうか。

★昔から図書館はアカデミックな場所と言われてきたが、いろいろな調べものをする場合、以前は鉛筆にノートが定番で あったが、記憶媒体の発達でPC使用が増大してきた。図書館の中でのPC使用を質問したが、現在、使用を許可して  いるとのことで、今後電源の取りやすい場所参考コーナーを順次PC使用席とする考えを示した。公立図書館では画期 的な試みと拍手を送ります。


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