平成18年度12月定例会報告
☆用途地域見直し
動物との生活が日常化した中で、動物葬儀業者ならびに霊園業者に対する法的規制がない。
無差別に設置される動物霊園等は将来住民との摩擦を生む可能性があると考える。
これらのルール作りをに関する独自条例制定の考えをただした。
一部自治体では条例を制定しているが、国の法令等が未整備ということで、
今後他都市の状況等を調査研究すると答弁。
獣医師の立場からは、防疫面からも早急に国レベルで、考慮してほしいと考えている。
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☆救急救命士等の再雇用
高松市消防局では4月1日現在県派遣や前倒し採用の17名を含め508名の隊員が在職。
そのうち、62名が救急救命士の資格を有し、最年少が26歳。
勤務体制は救急車1台に隔日交代勤務で基本的に8名の隊員を配置。
そのうち半数が救急救命士で、常時最低1名の救急救命士が乗務。
残念ながら、資格を有した職員が退職後にはこうした能力が発揮できないのが現状。
AED研修や救急講習会は現職の救急隊員が勤務の間をぬって指導している。
事件事故時には現場に急行するという綱渡り状況。
そこで退職職員の再雇用が可能な組織が必要。NPO組織立ち上げ等色々な手法が考えられる。
しかし、当局が積極的運用をサポートしなければ問題解決にはならない。
市長は役割の分担化や再雇用の選考基準等の環境整備が必要で他都市の状況等を調査するとの答弁。
☆ 職員のスキルビルディングとPC
職員の能力開発(スキルビルディング)をサポートするためにはPCの閲覧制限解除が必要と質問。
ウイルスなどのリスクに対しファイアーウオールはもとより、コンテンツフィルターをかけている。
コンテンツフィルターは余計なものを見せないという管理上の意味もあるが、
やはり職員自身の意識改革も必要。結局現状の運用体制を堅持するという。
なお、直近3ヵ年閲覧制限解除回数は103件。
上位5つは観光課、議会事務局、市民病院、保健所、人事課。
☆市長へのメール・要望等を市ホームページに載せる
市長に寄せられるメールや要望や意見等を市民と情報を共有するという意味で
市ホームページに掲載する考えをただした。
市長は市民協働の町づくりまちづくりをより推進するためには情報を市民と共有し、
その意見を施策に反映させ、市政への参画意識を高めることが重要。
個人情報に留意しながら実施に向け検討すると前向きの答弁。
なお、香川県では知事へのメールをすでにデーターベース化している。
☆新設第一統合校男児トイレ個室化
3月議会市民フォーラム21代表質問で提案された男児トイレ個室化問題について
アメリカNY他2都市から資料を入手。
大便時における冷やかしはアメリカでは「エチケット違反」であり、最低守るべきこと。
当然教師は注意する。学校で大切なことは、善良な市民の育成であり、紳士淑女を育てる
という概念が日本には必要ないのか。議場から「指導が出来ないから・・」とのヤジ。
当たり前のことが指導できない教師は辞めてもらうべき。
それ以上にこうした問題解決を複雑化しているのが家庭における生活習慣。
生活習慣改善と称して、学校が朝食を用意する岡山県美咲町。
この町はネグレクトの親を増やそうとしているのかと考える。
ところで、S・カロライナ州コロンビア市の小学校からは、1−2年低学年クラス内に設置している
教室内トイレの画像が送られてきた。アメリカの小学校では普通の光景。
こうした児童への配慮がトイレ論争に提示されるのなら価値あるが、冷やかす子がいるので、
個室化すべきという発想は個性的といえば個性的かもしれないが、本末転倒ではないだろうか。
教育委員会は部会で検討するとのこと。
添付された画像の一部
写真提供 Hatanaka /Fumita
Sカロライナ コロンビア市 ブックマンロード小学校1年生 クラス内のトイレ(左)
NY Garden school の小学生小便器と大便器。セキュリティーのため空間が大きい・(中 右)
☆ 学校における校旗国旗掲揚
子どもたちを取り巻く教育環境は大きく変化した。
政界では愛国心を論点の中心に教育基本法改正が審議された。
人間は自分の生まれ育った国が大好きということは全世界共通。
教育基本法に愛国心という言葉をなぜ記載するのか。本来ならば記載する必要はないはず。
みんな生まれ育った国が好きであり、愛しているから。
しかし、法律に当たり前のことを書かなければならなくなったわが国の現状を
国民自身が考えなければならない。本来なら記載は不必要なはず。
教育で大切なことがある。それは過去の歴史をしっかり学ぶこと。
日本の歴史と共に他国の歴史も学ぶこと。世界中の国々は同じ過ちを歴史の中で繰り返している。
日本国旗の日の丸と政治責任を混同しないことも大切と考える。
私は若い時代に海外生活を通じ、故郷を語ることにより信頼が深まることを学んだ。
アイデンティティー(主体性・自己同一性)の確立なくして他国の人々との信頼は築きえない。
アイデンティティー確立のツールは家庭、地域、歴史、宗教・民族・習慣、文化など多様。
人間という動物は集団で生きる情報をもった生物。
それ故ユニ(単一)になるためには共通のしるしが必要。
その一つが校旗、国旗や紋章。私は強制的に同化されるのは嫌いだが、
学校で校旗、国旗掲揚が、共に生きるという認識の上に広まるなら素晴らしいと考える。
国家に対する考えは個々に違うことも認識している。
一部の小中学校では校旗を常時掲揚している。私はすがすがしさを感じる。
委員会は地域、学校の実態、教育的ねらいに応じ適切に対応指導すると答弁。
平成18年6月議会一般質問原稿(PDF)
平成18年6月議会一般質問理事者側答弁(PDF 1ヶ所重複あり)