平成13年度第5回定例会一般質問


12月13日午後一般質問を行った。
今回の一般質問の主たるものは香川大学教育学部存続問題。
県教育委員会が実施始めた「香川型」教育/複数担任制度の運用。
屋島長崎の鼻の海浜植物の保護と海浜の環境整備。

香川大学教育学部の統廃合で学部の火を消すな

文部科学省は11月22日に国立大学の教員養成系大学を現在各都道府県に一校設置してい
たが、今後は複数大学で一校とし、半数以下にすることを決定した。香川大学教育学部は
平成12年3月で21.797人の卒業生を送り出し、香川県はもとより、全国に教育者を送り出した
この学部がもし無くなるとすれば、教育香川・高松の拠点他を失うことになります。
市長・教育長は学部が統廃合があってはならないと受け止めているという答弁だった。
また、大学関係者と意見交換をすることに対し、今後の推移に最大の関心を払いたい。
機をみて適時適切に対応すると答弁した。
教育長も同様の答弁で、連携に関しては、現在
香川県教育委員会が実施している学生ボランティア派遣事業と重なりが多く、県との整合性を
図りながら、導入について検討したいと答弁した。ただ、積極的意欲は無い感じで、いつも、
県の顔を見るのかという感じがした。人事権が県教育委員会にあるためかもしれない。
12月14日四国新聞社会面で、四国四県の教育学部についての第二回会議が開催され、
鳴門教育大学は鳴門に統合を、他の3大学は各自の大学にという意見に分かれた。
どちらにせよ、現実に統廃合の動きは始まっている。


「香川型」指導体制・複数担任制度の運用は教育現場に

平成13年度から5年かけ、基礎学力の向上を目指すわかる「香川型」指導体制が発足しました。
小学校では低学年において生活規律や学習習慣の指導徹底のために、ある一定以上規模の
学校で、複数担任制がスタートしました。高松市には5校6学級に配置された。
しかし、初年度ということで、全部のクラス配置尾は出来ないため、配置するクラスと未配置の
クラスの不公平感がでた。そのため、学校によっては教諭の配置を公平に配置したところ、
県教育委員会から、配置条件を守るよう強い指導があった。
このことに対し、浮田教育長は
配置校校長から事情を聞き、県教育委員会と協議するいう答弁をした

校舎改築と再配置の動きは?特認校制度は?

11月30日高松市校舎等改築懇談会では最終答申をだした。校舎の改築を必要とする学校は建後
50年以上過ぎるものや、新しい耐震基準に合わないものが多くあり、平成14年度に仮称「学校適正
配置審議会」を設置審議する。また、特認校制度は小規模校で全国的に取り入れられている、校区を
越えた入学制度で、自由校区とは違うが、ある一定数の生徒を校区を越え入学する制度。個性的学校
運営を売り物にしている場合が多い。再配置において特認校制度も視野に入れるという答弁だった
文部科学省で12月11日政府の総合規制改革会議は生徒と保護者が学校を自由に選択できる
制度導入を含めた規制改革の答申を行った。



屋島長崎の鼻の希少植物と海岸清掃

屋島長崎の鼻での海浜植物が保護を必要としている。高松市の砂浜は島嶼部一部を除き、ほとんど皆無で
やっと長崎の鼻が残っているだけ。しかし、海岸はごみの集積場。海岸清掃は来年春までに多くの市民に
呼びかけ、清掃作業を予定している。それとともの、多くの海浜植物が存続の危機を迎えている。昔は当た
り前に観察された植物だったが。また、砲台跡地に下りる一部が崩落の状態で至急の手入れがひつようだ
った。当局の答弁は、崩落は管理者の香川県に適切な対応をとるように要望する、また、白砂青松になり環
境教育に適する大切な場所と市長は答えた。希少植物に関しては現在香川県でおこなっている希少植物等
の調査を行っているので、県と情報交換を密にして分布等の把握に努めたいという答弁だった。清掃につい
ては、プロジェクトが立ち上がり次第、このWebで募集します。ご協力を





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