平成14年第5回定例会質問



12月13日一般質問の主たる内容。


(1)行財政改革

★義務的経費が少しでも軽減するために、退職時の特別昇給制度及び退職手当
 制度を見直す考え
 

★新行政改革計画の中に明瞭な数値目標を設定する考え

(2)緑化行政

★公園づくりにおいて競争原理を導入し、設計コンペティション方式を取り入れる考え


(3)子育て支援
 
★母親グループと行政との間で情報交換が出来る組織を早急に立ち上げる考え

★平成11年度第4回定例会で夜間照明など適切に対応したいとの答弁、その後の経過

(4)観光行政

★インターネットによる屋島ライブカメラ中継のアクセスカウント数
 

★メール等に寄せられたライブカメラの印象

★屋島山頂を始めとする複数箇所に、本紙の生情報を提供する意味からもライブカメラを
 常設する考え

(4)教育問題

★本年夏休み中に補習授業をおこなった小中学校数、時間数、教科

★学校週5日制完全実施前の昨年度と比較して補習授業がどう変化したのか



☆平成19年度には退職金だけで90億円が必要
 
退職時の特別昇給制度見直しを

10月16日高松市行政改革推進委員会は「新行政改革計画(仮称)策定についての中間提言を発表。
この中で、全ての職員が自ら変革し、市民の視点にたった行財政システムを再構築し、市民と協働して
住みやすくみ力ある都市新生高松をつくること」「と目標に掲げている。しかし、税収の伸び悩み、など
財政運営は危機的状態に陥りつつある。一つの例として、退職金問題だが、平成19年には退職金だけで
90億円必要。前後の年数を加えれば200億前後は必要と言われております。しかし、公務員の場合、
「20年以上勤務し、勤務成績が良好な職員が退職する場合当該退職日において1号級昇給させること
ができる」となっている。(高松市職員退職手当支給条例施行規則第4条
試算では30年余り勤務した場合、1号級昇給で100万円上がる。質問では「特に良好な職員」ということで
問いただすと、昇給していない職員も一定数いるとのこと。といっても民間人から考えると、勤務良好は当た
リ前のこと。香川県は来年1月から特別昇給停止を決定。市長は国や他都市の状況を見ながらという答弁。
高松市も是非民間の感性を備えて欲しい。本当に身内可愛いなのか、組合の労務対策が大変なのか分から
ないが、市民の税金だということを肝に銘じて欲しい。お手盛りと言われないためにも努力を。

☆公園づくりに競争原理を

市内には各種の公園がある。特に街区公園と呼ばれる昔の児童公園はどの公園においても、均一的で
個性がある公園とはいえない。子育て中の母親を対象に「子どもにやさしい公園」というアンケートを実施
した結果、利用季節が偏っており、夏と冬は利用者が皆無だった。緑量の不足、ベンチ不足などがあげら
れた。そこで、このホームページTOPにあるように多治見中学校を例に、競争原理導入、設計コンペ方式を
提案。今までの公園は全て公園緑地課が設計しており、競争原理は存在してなかった。しかし、当局の答
弁は、大型の公園では有効だが、街区公園では考えていないとのこと。また、公園をつくる時には、自治会
など地元の声をきいているとのこと。しかし、担当課がこんな樹木を植えるとこんな公園に10年後にはなり
ます等、説明責任が十分ではないと、地域に人から聞いている。公園緑地課のみなさんの能力を是非市民に
提供していただきたい。

☆子育てお母さんと行政で協議会組織を

高松市では現在子どもを預けて仕事に出かけるお母さんも多いが、子育てに専従しているお母さんも多数
いる。そのお母さんも子育てに疲れ、児童虐待という事件をおこす場合もある。しかし、そんなお母さん達の
中で、互いに助け合うグループが立ち上がっている。市内では60グループ以上といわれている。グループの
中には商店街の空き店舗を利用した「集いの広場事業」に取り組み始めている仲間もいる。しかし、子育てに
は行政との協働が不可欠ということで、行政と未連携のグループとの組織化を今議会で提案。進んで準備に
かかるという答弁。よかった。

屋島にインターネットライブカメラ常設を

本年度6月定例会で屋島活性化のため、インターネットによるライブカメラ設置を提案。11月2・3日屋島山上で
開催されたオータムフェスティバルで、山上と喜代美山荘の二箇所に設置。アクセス2000回と好評で、アメリカ
アトランタ在住の高松出身のかたから43年ぶりの故郷の景色に触れ感激したというメールも。市長も高松市の
生きた情報提供ということで、複数箇所の設置を来年度目指すと答弁。これで高松が元気になれば。

☆夏休み中の補習授業実施状況は

本年度から学校週5日制完全実施がはじまった。それに伴い、学習指導要領の大幅改訂があり、保護者から、
基礎学力低下の危惧が言われていた。そこで、夏休みに学力補習の意味でどれだけの学校が補習授業をおこ
なったか質問。中学校3年生の補習を除き、小学校で4校、中学校で18校。期間は1日から5日間が小学校3校。
中学校13校。6日から10日間が小学校1校。中学校5校。教科は小学校国語、算数。中学校は主要5教科だった。
この結果だけでは不明だが、授業時間短縮による学力低下に対する対応策がどう出るのかしばらく静観しながら、
研究を続ける必要がある。今まで、小学校、中学校1−2年生の補習は始めての経験


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